引越しが決まった。引越しと言えば、電気、ガス、水道の3大ユーティリティの引越し手続きと、インターネット接続環境の解約/確保が必要になる。誰もが通る道であり、取り立てて騒ぐことではないのだが、やはり有線インターネット環境の移転は、色々と悩ましい。
現在の俺が賃貸マンションで使っているインターネット接続環境の足回りは、NTT東日本のBフレッツである。プロバイダのBB.exiteの利用料と合わせると、月額で5980円(税込)となる。この5980円という価格は、どこかで見た数字だ。そう、イーモバイル(携帯電話)の定額データ通信の値段と一緒なのだ。
Bフレッツとイーモバイルが同じ値段。このことは、光ファイバ(FTTH)などの「有線」を、携帯電話のような「無線」で置き換えることが(少なくとも料金の上では)可能になったということを意味する。もっとも、最安価クラスのADSLでは、例えばイーモバイルが月額3480円(税込)のADSL サービスを提供しているように、まだまだ5980円よりも安価ではあるのだが、それでも、5980円という価格は「有線なんて要らない」という結論に至ってもおかしくない低価格っぷりなわけだ。
というわけで、自分なりに回線の「候補」を挙げて考えてみた。
- Bフレッツ
- 引越し先が分譲マンションなので光ファイバは論外。絶望的。光は諦めるしかない。どうしても光ファイバが使いたいのなら、賃貸マンションに住み続けるか、あるいは一戸建てでも買うより他はない。
- ADSL
- イーモバイルで3480円と安い。だけど、もし引越し先が光収容だったらADSLは事実上無理でブロードバンド難民が決定する。どのみち有線は開通まで時間かかりそうだ。激しく面倒くさい。
- イーモバイル(携帯電話)
- 申し込んでから数時間で開通できる。ううん、知らないけどきっとそう。これに決めた。自宅から外へは持ち出すつもりは無い。24時間常時接続する。っていうか、イーモバイルの携帯電話がつながるブロードバンド・ルーターってどんなのがあるのかな。
さようなら光ファイバ、こんにちは携帯電話。
思想的には、ほんとうは無線はキライで有線が好きなんだけどね。ラスト1マイルのアクセス回線が難視聴地域型ケーブルTVの同軸ケーブルだったりしたらロマンあってカッコいいよね。もちろん、途中までは無線でいいよ。東京タワー経由で地上波アナログ放送とか、まさにロマンだよね。